亀の飼育方法

亀の飼育は、はっきり言って金魚に比べれば非常に楽です。
水替えを行って、餌を与え、光を与えればどんどん大きくなります。
(ただ単に、偶然元気なだけだったりしてwww)
自分の様に一人暮らしの方は、金魚より亀の方がペットとしては飼育しやすいかもしれませんね。
ここでは亀の飼育の仕方を紹介します。

1.どの種類の亀を飼うか決めましょう。

亀を始めて買うときは、飼いやすい種類の亀を選びましょう。
なかには、大きくなると40cm〜80cmにもなる種類もあります。
また凶暴で危険な種類の亀もいますので注意しましょう。
初心者が飼いやすい亀は、緑ガメ・クサガメ・日本イシガメの3種類だと思います。


名称特徴体長
緑ガメ
(ミシシッピーアカミミガメ)

出店の亀救いで見る亀は、ほぼ緑ガメです。
特徴は名前のとうりに緑色で、頭の両側に赤い模様があります。
また、緑色の甲羅をしています。
ただし大きくなると、黒っぽい色になります。

♂−12cm〜20cm
♀−15cm〜28cm
クサガメ
(ゼニガメ)

クサガメという名前は、後ろ足の付け根から臭い匂いを出す所から名付けられました。
特徴は頭には緑色の模様があります。
また♂は大きくなると全身が真っ黒になり、♀は頭が巨大化します。
ペットとして売られているクサガメは外国産のものが多いようです。

♂−12cm〜20cm
♀−15cm〜25cm
日本イシガメ
特徴は甲羅が茶色か茶褐色で背中の真中に1本の筋があります。
また、甲羅のふちがノコギリの様にギザギザしています。
「ゼニガメ」と言うのは、元もとは日本イシガメの事でした。

♂−8cm〜15cm
♀−15cm〜22cm


2、亀の選び方

元気で健康な亀の選び方ですが、まずは餌を良く食べる亀を選びましょう。
健康な亀は餌を良く食べます。
次に亀の動きを観察しましょう。
亀の動きがすばやい事がポイントです。
捕まえようとすると、必死で逃げる事。また捕まえると手足をバタつかせて暴れる亀を選びましょう。
最後に外見上のポイントですが、下表を参考にしてチェックして下さい。


チェック箇所ポイント
全体
元気に良く動いている亀を選びましょう。


パッチリ綺麗で、腫れたり閉じたりしていない亀を選びましょう。


鼻水をたらしていない亀を選びましょう。

甲羅
傷やカビが無い事を確認して甲羅が堅い亀を選びましょう。
また、甲羅の数や形のおかしい奇形の亀もいますので注意して観察して下さい。
飼育に関しては特に問題は無いのですが、見た目が綺麗な方が良いと思いますので。

しっぽ
切れていたり、傷やぬめりが無い亀を選びましょう。

手足
元気に歩く事が出来るのを確認して、傷やカビが無い亀を選びましょう。


3、飼育器具を準備しましょう。

まずは、室内で飼うのかベランダ等室外で飼うのか決めましょう。
室外は温度変化が激しい分、飼育に注意が必要です。


飼育器具名ポイント
水槽
まず、亀の飼育には金魚と違い、水場と陸場が必要です。
陸場は亀が体を全部出せて、乾燥させるスペースが必要になります。
室外で飼育する方は、日なたのみでなく、日陰になるスペースが必要になります。
室内飼いより、多少大きめの水槽を準備する必要があります。
水槽は、普通の水槽で構いませんが、収納ケースを水槽代わりに使うと、安価で大きいので良いと思います。

砂利・レンガ・石
まず、砂利等は陸場を作る為に使用します。
砂利を集めて陸場にしても良いのですが、掃除や水替えの時には不便なので、レンガや石を使って陸場を作った方が楽です。
なお陸場は、亀が登りやすい様に階段状・坂道状にしましょう。
水場の底砂利ですが、亀の飼育の時には敷く必要はありません。
亀は金魚等より、餌の食べ残しや糞の量が多くとても水を汚しますので、ろ過細菌ではとても間に合いません。
水替えを頻繁に行わないと駄目です。
もちろん敷いても掃除の時に苦労をするだけで問題はありません。

ろ過器
亀は金魚等に比べて水の汚れが早いです。
出来るなら、ろ過装置は使用した方が良いでしょう。
ただし、ろ過装置を使っても水替えは頻繁に行う必要があります。
ろ過装置を使用しない時は、エアポンプでエアを入れてやるようにして下さい。
エアを入れる事で水の流れが起きるので、水が腐るの防いでくれます。

ヒーター
ヒーターは必ず使用して下さい。
亀は熱帯魚と同じで25度前後が活動温度です。
また、20度以下になると動きが悪くなり、10度以下だと冬眠状態になり、0度以下では死んでしまいます。
屋外飼育の方は特に温度管理を確実に行ってください。
冬眠させる事も可能ですが、子ガメや老ガメは下手に冬眠させると死んでしまうので初心者の方は行わない方が無難です。

水質調整剤
水道水のカルキ抜きを行う中和剤が必要です。
金魚等に使用する中和剤でかまいません。
水替えを行う時は必ずカルキ抜きを行って下さい。


亀は雑食性で何でも食べます。
ただ、餌は栄養バランスの取れた亀用配合飼料が一番です。
毎日の餌はこれを中心に与えて、たまに乾燥飼料を与えると良いでしょう。

シェルター
日陰のスペースを作る為のものです。
特に室外飼育する方は必要です。
亀は陸場で日光浴をする必要があるますが、長い時間日光浴をすると脱水症状で死んでしまいます。
この為、必ずシェルターで日陰を陸場に作って下さい。
夏場は水が蒸発する恐れがありますので、水場にも日陰を作ると良いでしょう。


4、飼育道具をセットしましょう。

まず最初に水槽を置く場所を決めましょう。
金魚と同じで水平で安定する場所に設置しましょう。
それと、亀は甲羅干しをするので日当たりが良いところが良いです。
ただし、夏場は温度が高くなりすぎるので、日陰や風通りの良い場所に設置しましょう。

次に水槽内に飼育器具を設置しましょう。
陸場と水場をきっちり作る様にして下さい。
陸場は体が確実に出れる程度のスペースが必要です。
また、登り易い様に坂道状か階段状に作ってあげると良いです。
水場は亀の大きさによって決めて下さい。
子ガメのうちは泳ぎが下手ですので、甲羅が水に隠れる程度の水深で良いです。
あまり深すぎると溺れる危険があるので注意して下さい。
大きくなるにつれて、少しずつ水深を深くしていって下さい。
水深は浅い所と深い所と作ってあげると良いです。

電気器具の電源を入れて働いているか確認しましょう。
最後に温度を確認してから、亀を水槽に入れましょう。


5、水替えと掃除の仕方

亀の水替えは週に1〜2回行います。
亀は餌の食べ残しや糞の量が多いので、掃除をサボると水があっという間に汚れてしまいますので注意しましょう。
また、夏場は亀の活動も活発になりますので、水替えを多めに行うと良いでしょう。

亀の水替えは古い水は全て捨てて、新しい水に取り替えます。
水は中和剤を使用してカルキ抜きを必ず行って下さい。

飼育器具や砂利を綺麗に水洗いを行って下さい。
ヌメリやコケが無くなる様しましょう。
また亀の甲羅も歯ブラシ等で洗ってあげましょう。

水替えを行った後は、手を石鹸で綺麗に洗いましょう。


6、日光浴の仕方

亀を飼育していく為には、日光浴は欠かせません。
日光浴の時間は30分程度でも構いませんので晴れた日は毎日でもさせてあげる様にしましょう。
日光浴の目的は2つありまして、1つはビタミンDの作成の為。もう1つは殺菌の為です。
ビタミンDは日光浴すると体内で作成され、甲羅や骨を作るカルシウムの吸収の為に必要な栄養素です。
その為、日光浴をさせないと甲羅が柔らかい病気にかかってしまいます。
もう1つの殺菌は甲羅干しをして、殺菌し皮膚病の予防の為に必要です。
この為、必ず日光浴をさせましょう。

日光浴の注意点はあまり長い間させると、熱射病や日射病になってしまうので注意が必要です。
一番いいのは観察しながら日光浴をさせるのが良いのですが、なかなか難しいと思うので日光浴用の水槽を準備するのが良いと思います。

広い容器を使い、陸場・水場共に日陰を作ります。
亀の脱走防止の為に金網を蓋にします。
重りを乗せて、蓋が開かないようにしましょう。
これで、鳥や猫に襲われない様にします。

この、水槽に昼間は入れるようにすれば、一人暮らしの方も亀の飼育が可能です。


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