人間と同じ様に、金魚にも様々な病気が存在します。
金魚の病気はおもに、寄生虫・カビ・細菌によって引き起こされます。
早期に治療を施せば治る病気もありますので、金魚の様子がおかしいと感じた時は直ぐ治療に取りかかれる様、ココで病気の知識を養って下さい。
また残念な事に、治療が難しい怖い病気・現在治療方法の無い病気もあります。
特に飼育初心者には、病気治療は難しいので、病気予防の基本「水質管理」を徹底して病気を発生させない様に飼育して下さい。
病気を示す症状
健康な金魚は、色艶が良く、動作も活発で、エサもよく食べます。
また、黒く長い糞を引きずって泳いでいるのは元気な金魚の証です。
病気の金魚は、泳ぎ方がおかしくなったり、エサを食べなくなったり、白い糞をします。
また、1匹になってジッとして動かなくなります。
<病気を示す異常な行動> |
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●エサを食べずに、1匹だけ群れから離れてじっとしていたりする。 ●エラや口を激しく動かし呼吸する。 ●体をあちこちに擦り付ける動きをする。 ●水面からジャンプする。 ●無茶苦茶な泳ぎ方をする。 ●突発的に痙攣を起こしている。 |
<病気を示す体のサイン> |
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●金魚の体色がボヤケタ感じにくすんでいる。 ●体の表面に、白い点や膜状の物、また出血した赤い斑点が発生している。 ●ヒレに赤い血管が浮き出した様な物が見えたり、ヒレが裂けてくる。 ●エラから粘液がでていたり、腫れている。 ●エラを非常に早く動かしていたり、片方だけしか動いていない。 ●顔に泡状のブツブツができたり、目が飛び出してくる。 ●口先が白っぽくただれたり、血が滲んだ様になっている。 |
上記の様な、普段しない行動や変化があった場合は、何かしらの病気にかかっていると思って間違いありません。
良く観察して病気の発生を認めたら、早期治療に徹して下さい。
人間と同じで早期発見と早期の治療がベストです。
病気一覧
白点病 | 発生率が非常に高い病気です。 原因は、イクチオフチリウスと言う繊毛虫が、体の表面やヒレ等に寄生して発病します。 最初に小さい白い点が尾ヒレにでき、やがて全身に広がっていきます。 蔓延が早く、処置が遅いと水槽内の金魚が全滅する恐れがあります。
<治療法>
<予防法>
<私の経験談>
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白雲病 | 水温の変動が激しい時に発生しやすい病気です。 原因は、繊毛虫キロドネラや鞭毛虫コスティアが、ヒレやエラ、体の表面に寄生して発病します。 最初に雲の様に白濁した斑点ができ、次第に全身が覆われて死んでしまいます。 病状の進行が早く、短期間で症状が悪化するので治療が遅れると死んでしまいます。
<治療法>
<予防法> |
赤斑病 | 原因は、細菌エロモナスに感染して発病します。 金魚の体に赤い斑点が広がっていき出血していく病気です。
<治療法>
<予防法>
<私の経験談> |
水カビ病 | 原因は、藻菌類であるサプロレグニアが、金魚に生じた傷口に感染して発病します。 傷のできた皮膚に水カビが繁殖し、綿を付けた様になります。 春先の低水温時に発生し、また死卵にもよく発生します。
<治療法>
<予防法> |
転覆病 | 原因は不明ですが、浮袋の調節機能が損なわれて、傾いたり逆さまになったりする病気です。 特に体型的な改良を加えられている琉金やランチュウ等の丸い体型の金魚に多いです
<治療法>
<予防法>
<私の経験談> |
ガス病 | 原因は、水中の酸素や窒素ガスが多すぎると発生します。 最初に尾ひれに気泡ができ、ひれが切れぎれになります。 また、目が飛び出したりもします。
<治療法>
<予防法> |
薬害 | 原因は、薬品の使用法や量を誤ると発生する病気です。 内臓疾患等を起こしてしまい、金魚を死なせてしまいます。
<治療法>
<予防法> |
呼吸障害 | 原因は水中内の酸素不足の為に発生する病気です。 金魚が水面に口を開いて鼻上げを行い、やがて窒息します。
<治療法>
<予防法> |
尾腐れ病 | 原因は、フレキシバクター・カラムナリスという菌に感染して発病します。 最初はヒレの先が白く濁った様になり、やがて充血して赤みを帯びてきます。最後はヒレが裂けてボロボロになります。
<治療法>
<予防法>
<私の経験談> |
エラ腐れ病 | 尾腐れ病と同じで、原因はフレキシバクター・カラムナリスという菌に感染して発病します。 苦しそうにパクパクと速い呼吸を繰り返します。またエラが変色し腐っていきます。
<治療法>
<予防法>
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腸炎 | 原因は、餌を通じて口から入った病原体が腸に炎症を起こして発病します。 また他に、酸化した古い餌を与え続けると同じく発病します。 食欲が無くなり、元気がなくなります。 場合によっては腹水が溜まり腹部が膨らんだりします。
<治療法>
<予防法>
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松かさ病 (立鱗病) |
原因はまだ究明されていません。 鱗が肉眼でもわかる様に逆立ってきます。見た目が松かさに似ている所から、この名前が付きました。 症状が進むと鱗の下や目の周りに水がたまり、弱って死んでしまいます。
<治療法>
<予防法>
<私の経験談>
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穴あき病 | 原因はエロモナス菌に感染して発病します。 鱗の間に白い斑点ができ、そこが充血したり出血したりします。 さらに進行すると、鱗が剥がれ落ち、その部分に穴が開いていきます。 この穴は酷い時には内臓にまで達する事があり、外から内臓が見えることがあります。
<治療法>
<予防法>
<私の経験談>
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トリコディナ病 | 原因は繊毛虫トリコディナが寄生して発病します。 体の表面やヒレ等に赤い出血斑ができます。症状が進むと体の表面を白い粘膜が覆います。 鱗は剥がれヒレも裂けていきます。エラに発症すると、粘膜で呼吸困難に陥って死んでしまいます。
<治療法>
<予防法>
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イカリムシ病 | 原因は寄生虫イカリムシが寄生して発病します。 寄生虫イカリムシとは、頭部が船のイカリの様な形状をした細長い寄生虫で、体長が5mm〜10mmあり肉眼で確認できます。 金魚の体内に頭を潜り込ませて、糸の様にぶら下がっています。 イカリムシが寄生した患部は充血して炎症を起こします。また二次感染の危険があります。
<治療法>
<予防法>
<私の経験談>
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ウオジラミ病 | 原因は寄生虫ウオジラミが寄生して発病します。 寄生虫ウオジラミは体長が2mm〜5mmあり、肉眼でも確認できます。 ウオジラミが寄生すると血液を吸い取られて徐々に体力が衰えていきます。
<治療法>
<予防法>
<私の経験談>
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吸虫病 | 原因はギロダクチルスやダクチロギルスという吸虫類に寄生されて発病します。 吸虫が寄生した箇所が赤い出血斑ができ、症状が進行すると白い粘膜に体が覆われていきます。 エラに寄生されると深刻で呼吸不全になり死んでしまいます。
<治療法>
<予防法>
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「病魚薬一覧表」
薬品名 | 効果 |
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アクリフラビン液 | 外傷の治療 |
グリーンF | 白点病・水カビ病・尾腐れ病・細菌性感染症等の治療及び予防 |
グリーンFゴールド | 穴あき病・エラ腐れ病・尾腐れ病等の治療及び予防 |
グリーンFリキッド | 白点病・尾腐れ病等の治療及び予防 |
サンエース | 白点病・水カビ病等の治療及び予防 |
水産用エルバージュ顆粒 | エラ腐れ病・尾腐れ病等の細菌性感染症の治療及び予防 |
水産用マゾテン | ダクチロギルス・ギロダクチルス・イカリムシ・ウオジラミ・外部寄生虫の駆除 |
ダイカマリンS | 白点病・尾腐れ病・水カビ病・穴あき病等の治療及び予防 |
トロピカルゴールド | 白点病の治療。イカリムシ・ウオジラミ等の駆除及び予防 |
トロピカルN | ダクチロギルス・ギロダクチルス・イカリムシ・ウオジラミ等の駆除 |
ニューグリーンF | 白点病・水カビ病・尾腐れ病・細菌性感染症・外傷等の治療 |
ニューライフ | 白点病・尾腐れ病等の治療及び予防 |
ハイトロピカルT0014 | 白点病・尾腐れ病等の治療及び予防 |
パラザンD | 松かさ病・穴あき病・エラ腐れ病・尾腐れ病等の治療 |
フレッシュリーフ | 白点病・白雲病・尾腐れ病・エラ腐れ病・水カビ病・細菌性感染症等の治療及び予防 |
リフィッシュ | ダクチロギルス・ギロダクチルス・イカリムシ・ウオジラミ・エラ腐れ病・尾腐れ病等の治療 |
メチレンブルー液 | 白点病・水カビ病等の治療及び予防 |
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