5、金魚を水槽に入れましょう。

次に購入した金魚を水槽内に入れます。
購入してきた金魚を、いきなり水槽内に入れると、今までと違う環境に驚き病気になったり、死んだりします。
この様な不幸な事故を発生させない為にも、以下の手順を守り、水槽に金魚を入れて下さい。
特にトリートメントは水槽内に病気を持ち込まない為の重要な作業ですので確実に行って下さい。

<水槽に入れる手順>

@ トリートメントを行いましょう。(下表参照@A)
   (これは、先住金魚がいる場合に行う作業です。最初の導入時はCに進んで下さい)
    ↓
A トリートメント後、金魚に異常が無い事を確認しましょう。
   病気が発生してないかを良く観察しましょう。
   特に、新たに追加で金魚を水槽に入れる場合は注意しましょう。
   せっかく元気だった先住金魚が病気をもらってしまう危険がありますので。
    ↓
B 袋か容器にトリートメント水と一緒に金魚を入れましょう。
    ↓
C 金魚を入れた袋を30分程度、水槽内に浮かべましょう。この作業を温度合わせと言います。
   温度合わせは、前の環境と新しい環境への水温変化に伴うストレスを軽減する為に行います。
    ↓
D 次に袋の水を半分程度捨て、水槽の水を同量袋に継ぎ足します。
   そして再度30分ほど水槽内に浮かべて置き、30分経過後、同じ様に袋の水を半分入れ換えます。
   この水の入れ換え作業を2,3回繰り返し行います。
   この作業を水合わせと言います。
   水合わせは、新しい飼育水に徐々に慣らして、ストレス軽減・金魚のショック死を防止します。
    ↓
E 水合わせが終わったら、袋から金魚を取り出し、金魚を水槽内に入れます。
   この時、袋の中の水は水槽内に入れない様に注意しましょう。
    ↓
F 金魚を水槽に入れてから、2,3日は異状が無いか、こまめに金魚を観察しましょう。
   なお、観察期間中は餌を与えない様にして下さい。
    ↓
G 金魚に異常が無く、新しい環境に慣れてきたら餌を少しずつ与えましょう。
   ※金魚の糞が白かったら餌の与えすぎですので減らして下さい。

   これで、金魚導入は無事終了になります。


<トリートメント方法@>

購入してきた金魚は病魚であったり、また病原菌を保有している恐れがあります。
その為、安全の為に金魚購入時には、1週間程度薬浴を行います。
これをトリートメントと言います。
水槽内に病気を持ち込まない為に必ず行って下さい。
特に水槽内に新たな金魚を導入する場合は、先住金魚の為にも確実に行いましょう。

ここで紹介するのは、一般的なトリートメント方法です。


<必要な道具>

@小型水槽(バケツ等の代用品でも可、ただし10リットル程度の容量は必要です)
A塩
Bメチレンブルー
Cエアポンプ一式


@ 小型水槽やバケツ等にメチレンブルー等の病魚薬を通常時より薄めに入れた水を作成します。
   塩を0.2%入れ、トリートメント水を作ります。
     (水1gに塩1gで0.1%です。)
    ↓
A 温度合わせを行いましょう。(金魚を入れた袋を水槽内に浮かべましょう。)
    ↓
B 水合わせを行いましょう。
   (30分毎に袋の水と水槽の水を半分入れ換えます。2、3回行って下さい。)
    ↓
C 金魚を水槽に優しく入れましょう。
   この時、袋の中の水は水槽内に入れない様に注意しましょう。
    ↓
D 水槽内に金魚を入れて1週間ほど様子を見ます。
   最初の三日間は餌は与えません。3日後異常が無ければ餌を与える様にしましょう
    ↓
E 1週間後、病気も発病せず、元気であれば本水槽に入れます。


<トリートメント方法A>

これは、道楽オヤジさんに教えて頂いたトリートメント方法です。
自分はトリートメントの間に★にする確率が非常に高かったです。
そこで、この方法でトリートメントを行うと★にする数を減らす事が出来ました。
最近はこちらの方法で行っています。

  トリートメント@との違いと考え方は以下のとうりです。

1、購入したショップの水は捨てずに100%使用する。
  「購入してきた水で生きていたので、その水を使ってトリ−トメントを行えば負担が少ないのではないか」

2、購入したショップの水が全体の1/3〜2/3になるように、
  汲み置きの水又は飼育水槽の水を追加する。

  「普段行う水換え方法なので負担が少ないのでは」
  「また今後飼育する水槽の水を使用すれば、移動時の負担も少ないのではないか」

3、塩、薬は初めから入れない。
  「いきなり新しい水に塩と薬になると、金魚に掛かるストレスは大きいのでは」
  「いきなり新しい水に塩と薬になると、PHショックを起こすのでは」
  「販売されている金魚のサイズが小さい為、元々体力・抵抗力が少ないのでは」
  「薬(メチレンブル−等)で水に色を付けないので金魚をじっくり観察する事が出来る」
  「大型寄生(シラミ、イカリ虫等)が付いていたらメチレンブル−等では意味が無い」
  「虫用の薬を使う時には、更なる負担を掛ける事になる」
  「病気が発生した時点で、薬を投与して治療すれば必要最小限の負担で済むのでは」

4、トリ−トメント期間は2週間位をめあすにする。
  「週間という期間は、1週間目で金魚の状態・病気を観察します」
  「もう1週間は万が一病気が発生してしまった時の治療期間という位置づけです」
  ※1週間目で何も出なければ飼育水槽に移します。

こちらの方が、金魚に掛ける負担は少なくて、トリートメントが出来ます。
また、「病気や寄生虫等を飼育水槽に持ち込まない」、トリートメントの目的も十分果たす事が出来ます。
@のトリートメントでは上手くいかないと思われる方は、ぜひこちらをお試し下さい。


@ 金魚購入時、なるべく多く販売店の水を貰ってきましょう。
   ※追加する水を減らして、水質変化を少なくする為です。
    ↓
A トリートメント水槽に金魚と販売店の水を入れましょう。
    ↓
B 飼育水槽の水(または新しい水)をトリートメント水槽に追加しましょう。
   ※販売店の水の温度に合わせておく事。
   ※販売店の水は最低でも全体の1/3〜2/3になる様にしましょう。
   ※十分にショップの水が確保出来ればこの項目は飛ばします。

    ↓
C トリ−トメント中は布等で水槽を覆って薄暗くして、与える刺激を少なくしましょう。
   ※この時、観察用に1面は見える状態にしましょう。
    ↓
D 金魚を良く観察しましょう。
   ※最初の3日間は餌は与えません。3日後異常が無ければ少しづつ餌を与える様にしましょう。
   ※病気等が発生した場合は速やかに薬浴等を行って下さい。

    ↓
E 1週間後、病気も発病せず、元気であれば本水槽に入れます。

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